静岡・浜松障害年金相談センター

社会コミュニケーション症で障害基礎年金2級を受給できました[22B22]

相談者：女性（30代）／無職

傷病名：社会コミュニケーション症

決定した年金種類と等級：障害基礎年金2級

支給月から更新月までの総支給額：約132万円

決定した年金額：約79万円

ご相談時の状況

子どもの頃から、周りが見えず注意されたり、学校で友達ができずにいました。アルバイトも転々とし、パートの仕事も職場の人とうまくいかず、家で泣いていました。結婚後、義母からいろいろなことを指摘、指導されて精神的に不安定になり、実母と一緒に産婦人科に相談に行った際、産婦人科の先生から「発達障害の疑いがある」と初めて指摘され、精神科を紹介されました。

相談から請求までのサポート

お母さまが事情をよく把握されており、子どもの頃のエピソードから現在の状況まで、具体的な資料をご提供くださいました。受診状況も、病院の事情等でいくつか転院がありましたが、転院時の状況など、詳しく教えていただきました。障害認定日頃に通っていた病院では「発達障害がグレーゾーンであり、診断書は書けない」と言われてしまいました。現在通院中の病院では診断書を作成いただけたものの、障害年金申請上、対象外の病名が書かれていました。ご本人、お母さまから聞いていた病名と違っていたため、これまでの経緯等をまとめた病院宛のお手紙を添えて、可能であれば再度診断書を作成いただきたい旨、お願いをしました。病院の事務の方が親身になってくださいました。

結果

障害基礎年金2級に決定しました。診断書を含め、全ての書類が揃うまで、前に通っていた病院の先生など、多くの方のお力をいただいたケースで、手続き開始しから申請までの時間も、通常の3倍以上かかりましたが、お母さまから「貰えると思っていなかったので驚いています」とご連絡をいただきました。面談時にお会いした時のご本人とお母さまのご様子や、これまでの手続きを思い返し、しみじみ嬉しく思いました。