静岡・浜松障害年金相談センター

頚椎症性脊髄症で障害厚生年金1級を受給できました[23912]

相談者：男性（60代）

傷病名：頚椎症性脊髄症

決定した年金種類と等級：障害厚生年金1級

支給月から更新月までの総支給額：約708万円

決定した年金額：約160万円

ご相談時の状況

生来性の脳性麻痺で、常に首の不随意運動があって首に負担がかかり、肩や足の痛みやしびれ、筋力低下で歩行困難となりました。悪化してご本人はほとんど寝たきりで起き上がれずしゃべれない状態となりましたが、親族の方が、これまでの病院の経歴がわからないため申請ができず困っておられたところ、役所の方が専門のところがあると紹介してくださったそうです。10年以上前、会社から手続きを勧められて揃えた資料を持って、親族の方が相談に見えました。

相談から請求までのサポート

10年以上前に揃えた資料から読み取れる点を明確にし、幼少期について等、情報が不足している部分をヒアリングしながら、病歴を整理していきました。初診の病院について、新たに書類の作成はいただけなかったのですが、10年以上前に入手された書類のコピーがありましたので、「受診状況等証明書を添付できない申立書」に経緯を記入しました。その他、不足書類を揃え、現在の日常生活状況をお聞きして診断書依頼の添え状を作成しました。できあがった診断書は記載モレが複数あったため、病院に追記をお願いしました。

結果

審査の過程で「脳性麻痺と頚椎症性脊髄症は相当因果関係がないと判断し、主傷病は頚椎症性脊髄症と判断するため、障害基礎年金ではなく障害厚生年金」での請求に変更となります」との連絡が入り、障害厚生年金1級が決定しました。長い病歴、病状変化の経緯等を考えますと、親族の方だけで進めるのは相当困難なケースでしたので、私共にご相談くださったこと、本当に良かったと思います。