静岡・浜松障害年金相談センター

【不支給後再申請】【障害者雇用で就労中】自閉症スペクトラム障害で障害基礎年金2級を受給できました[24639]

相談者：男性（20代）／障害者雇用で就労中

傷病名：自閉症スペクトラム障害

決定した年金種類と等級：障害基礎年金2級

支給月から更新月までの総支給額：約240万円

決定した年金額：約81万円

ご相談時の状況

低体重で出生し、1歳児健診の時に言葉の遅れを指摘されました。発達検査で広汎性発達障害と言われ、小学校から支援学級に通いました。特別支援学校高等部を卒業後、特例子会社に就職し、20歳の時に専門家のサポートを受けて障害年金申請をしましたが不支給となり、不服申立ても棄却されました。ご家族より「将来のことを考えると貰えればありがたいと思います」とアイアールにご相談くださいました。

相談から請求までのサポート

初回申請および不服申立ての書類コピーを拝見し、専門家の方がかなり労力をかけて書類を揃えたことが伺えました。しかし、診断書の内容が確かに「1級または2級に該当しない」ものでした。実態がそうでなくても、審査に最重要なのは診断書ですので、今回の申請では、実態に合った内容の診断書を作成いただく必要があります。ご本人が普段からお世話になっている就労支援の方から、初回申請時とは違う病院を教えていただき、十分な資料をご用意した上で新たな病院を受診し、診断書の作成をお願いしました。病歴・就労状況等申立書は、初回申請時もしっかりとした内容でしたが、初回申請や不服申立ても含めてこれまでの経緯を改めてまとめ、働いている特例子会社では支援のもと働けていること、そのような環境下でも混乱してしまうことがあることを申立てました。

結果

受付から2ヶ月以内で障害基礎年金2級が決定しました。障害年金申請は、どんなに労力をかけても診断書の内容で基準に該当しないと判断されれば不支給となってしまいます。今回の再申請で、初回および不服申立時に尽力くださった方、ご本人・ご家族の苦労が報われ、また普段からサポートされ、病院を紹介くださった就労支援の方も安堵されたと思います。本当に良かったと思います！